腰痛になったり、腰痛が悪化した人にとって、見直したいのがマットレスですよね。
でも「腰痛対策」と謳うマットレスが多いし、自分とは体型の違う人の口コミも当てにしにくいので選ぶのが難しい。
そこで、このページでは、腰痛対策としてマットレス選ぶポイントから、素材と構造の種類と違い、選び方まで解説していきます。
腰痛対策マットレスの条件
マットレスで腰痛になる&悪化する原因は「腰の血流が悪くなること」「寝姿勢が崩れて腰に負担がかかること」です。この2つに気をつけるために、次の2つの条件をマットレスが満たすことが重要です。
- 条件①腰の密着度が高く、綺麗な寝姿勢になること
- 条件②寝返りがしやすいこと
条件①腰の密着度が高いこと
マットレスが腰に密着していないと、お尻と背中に圧力が集中し、腰の筋肉が緊張して血流が滞ります。よくいわれる「体圧分散が高い」ことが大切です。
条件②綺麗な寝姿勢になること
寝姿勢が崩れていると、腰や肩などの一部分に無理な力が加わって関節が痛くなります。注意したいのが、柔らかければ腰の密着度が高くなり、硬ければ綺麗な寝姿勢になること。どちらも必要なので、適度な硬さのマットレスを選ぶことが重要です。
条件③寝返りがしやすいこと
同じ寝姿勢のままでいることも、血流を悪くし、腰痛悪化につながります。そして寝返りがしづらいと、睡眠中に余計な筋力を消耗して寝返りを打つため、疲労感も溜まります。マットレスを押し込んだときに、ポンッと跳ね返す反発力のあるマットレスを選びましょう。
条件まとめ
- 腰の密着度が高いこと
- 綺麗な寝姿勢になること
- 寝返りがしやすいこと
腰痛対策マットレスの素材比較
最近は「腰痛には高反発が良い」という話が多いですが、これまで見てきた通り、硬すぎても、柔らかすぎてもだめなので、その人の体型・体重によりけりです。体重の軽い人にとっては高反発が硬すぎることだってあります。
ここでは各種類のマットレス素材ごとに「腰の密着度」「綺麗な寝姿勢」「寝返りのしやすさ」を簡単に評価しました。
低反発△
低反発マットレスは腰の密着度は高いですが、寝姿勢と寝返りが低いので、低反発だけで寝るのは腰に良くないです。ただし、低反発と高反発を重ね合わせたマットレスなら、バランスが良くなります。
- 腰の密着度:◯
- 綺麗な寝姿勢:△
- 寝返りのしやすさ:×
高反発◯
高反発が腰痛に良いと言われる理由は、ブランドごとの種類の違いは大きくなく、腰痛対策として必要な要素が平均的に高いので、「外れにくい」からです。あと値段も3万円程度と、安めなので、挑戦しやすいのもポイント。
- 腰の密着度:△
- 綺麗な寝姿勢:◯
- 寝返りのしやすさ:◯
ポケットコイル◯
ポケットコイルは腰痛対策に必要な各要素を満たしていますが、構造が複雑なために種類が多すぎるので、自分に合うマットレスを見つけ出すのが難しいです。また、10万円以上のものが多く値段が高いのもネック。
- 腰の密着度:◯
- 綺麗な寝姿勢:◯
- 寝返りのしやすさ:◯
ボンネルコイル△
ボンネルコイルは、まず選ばないほうが良いです。値段は安くて耐久性は高いですが、寝心地はポケットコイルに遥かに劣ります。
- 腰の密着度:△
- 綺麗な寝姿勢:◯
- 寝返りのしやすさ:△
腰痛対策におすすめの素材
- 高反発 or ポケットコイル
腰痛対策におすすめのマットレス構造
腰痛対策のマットレス選びは素材だけではなく、構造にも注目してみてください。
マットレスの構造の種類には次のものがあります。どれも「お尻が沈み込みすぎない」ような構造になっています。
おすすめ構造①2層構造
上層が低反発ウレタン、下層が高反発ウレタンという構造のマットレスは、低反発と高反発のメリットの組み合わせになっているので、腰痛対策としておすすめです。
おすすめ構造②凹凸構造
2層構造に近く、上層が凹凸なので、若干柔らかくなり、下層がしっかり体を支える構造のマットレスです。
おすすめ構造③中央硬め(センターハード)
マットレスの中央(腰部分)が硬めになっているので、お尻が沈み込みすぎないのが特徴。仰向けでの腰サポートだけでなく、横向きになったときには、肩が適度に沈むので「腰痛と肩こり同時に悩んでいる人」におすすめの構造。
腰痛対策マットレスの選び方まとめ
腰痛対策として真剣にマットレスを選ぶときには、次の選び方のどれかがおすすめです。
- 低反発&高反発の2層構造
- 凹凸構造の高反発
- 中央硬めな高反発またはポケットコイル
- シングルサイズでコイル数が800個以上、ピロートップが5cm程度のポケットコイル
2層xセンターハード構造の「くじらマットレス」
弊社が販売している「くじらマットレス」は、低反発&高反発の2層構造かつ、センターハード構造でもあるのが特徴。中身は硬さの違う6枚のウレタンで構成されているので、自宅で自分用に硬さを調整できるようになっています。
よくある質問
夫婦2人で寝る場合の選び方
夫婦や恋人2人で寝る場合、体格差があることが多いので、マットレス選びが難しくなります。両方にとって程よい硬さを選ぶのが難しいからです。夫婦におすすめなのが、「低反発&高反発の2層構造」のマットレス。
体重が軽いと少し沈み込み、体重が重いと沈み込んだ後にしっかり支えられるので、2人の場合には2層構造がおすすめ。